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2010年6月20日

原付のクランクシャフトが。

 梅雨の合間に出かけようとして数日ぶりに原付を引っ張り出してみると、セルモータはぐるぐる回るもののエンジンが掛かりません。あまりセルモータを回しすぎてもバッテリに負担が掛かり過ぎると思ったので、何回かキックしたところ動き始めました。エンジン内の残留ガソリンが飛んでしまったり、水分が混入するせいなのでしょうか。

 30mほど走り左折した時に後方で異音がしました。「きゅる」という感じだったのでタイヤが鳴ったのだと思いました。
 さらに150mほど走り、信号で停止。青になりアクセルを開けると、大きな通りを横断したところで「きゃらきゃら」という明らかにタイヤではない異音が後方から聞こえ、同時にスピードがダウンしました。

 「どこか壊れた!」と判断し、すぐにウィンカーを出してバイクを停めました。エンジンは依然として回っています。エンジン回りや駆動系回りを眺めてみるものの特に異常は見つからず、何となくキックペダルを出して踏んでみたところ、空回りした感じがして同時にエンジンが停止しました。

 「駆動系だ…」唯一自分が手を入れた部分なので、クランクケース内で何かが起こっているものだと抽象的にイメージできました。キックペダルは変な位置でぶらんとしています。

 取りあえずそのまま押して戻りクランクケースを開けてみると、ドライブフェイスのフィンに傷が付き、クランクシャフト(プーリー)側の金具が遊んでいました。

 プーリーナットが外れ、Vベルトがテンションを失い(速度低下)、クランクケースとその他の金具が干渉し合った(傷)のだと推測しました。ナットが外れるなんて、具体的に想定できる限りの最悪の事態です…。

 クランクシャフトに差し込んである金具には致命的な傷が無かったので、プーリーナットを締め直せば大丈夫だろうと見込み、作業に掛かりました。

 まず、ナットや金具が遊んでしまっているため最外部のEリングが外れにくかったのですが、ラジオペンチでつかみ無理矢理抜き去りました。
 次に確認したのは、クランクシャフトの先端近くに円周に刻んである溝の淵に負荷が掛かったらしく、盛り上がってしまったということです。釣り針の返しが突然できたような感じです。金具が抜けません。
 「!」
 金具が抜けないとナットを締めることができません。炎天下、手元にある道具で何とかできないかとしばし考えた挙げ句、紙ヤスリで削ることにしました。
 試行錯誤十数分、やっとシャフトから金具が抜けました。見ると案の定、プーリーナットがぶらんぶらんに外れていました。前よりもかなりトルクを掛けレンチで締め上げ、金具類を戻しました。

 組み上げて走り出したところ問題ありません。

 教訓! トルクレンチが無い、あるいは規定トルクが分からない場合、重要なナットは定期的に点検し、必要ならば増し締めすべし!

 走行中の異常は初めてなので驚き、これは廃車かなと思いました。が、自分の手で動く限りはまだまだ走ってもらおうと思います。

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