2010年12月5日

原付で海を渡る。 その5

 続き。そろそろ締めちゃいます。

 早朝、手早く撤収して玉川ダムの堤体を撮影。国道317号を南下し、石手川ダムへ。その途中にある水ヶ峠トンネルは全長2.8kmと長くて路肩も狭く、追い越し車が怖いです。

【玉川ダム概要】

【石手川ダム】
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 近頃、いろんなダムに行って写真撮影をしているのですが、これをどうネタにすればいいのか決まらずにほとんどが眠っています。静かなブームである「ダムマニア」の域まで到達していないせいでしょうか。

 ここまで来ると松山市街まであと数kmなのですが、目的らしきものは達成したので来た道を引き返して一路広島へ向かいます。
 国道317号を北上、しまなみ海道から尾道大橋、そして国道2号を西に。三原から竹原までは往路で使った国道185号ではなく広島県道75号を走ってみました。これは新しくできた道路のようで、山間の沿道にはほとんど何もなく線形も良く、通行量も少ない走りやすい道でした。

 ずっと素手でスロットルを開いていたので、情けないことにこの辺から手のひらが痛くなってきて、広島市街に入る頃には半泣きでした。ちゃんとグローブ使いましょう。
 あと姿勢が悪いせいかもしれませんが、肩が痛くなりました。

 しかし、島内の閑散とした道をのんびり走るのは楽しかったです。特に海沿いは景色が良くて素晴らしいです。
 またいずれ気が向いたら、行程を楽しむ旅をやってみようと思います。

 走行距離 約445km
 給油回数 4回
 給油量 約10.4L(内ボトル0.9L)

おわり。

2010年11月29日

原付で海を渡る。 その4

 続き。

 鈍川温泉から再び国道317号に戻り、玉川湖畔にある龍岡キャンプ場を目指します。愛媛県道17号との分かれを50mほど過ぎると右手に「玉川湖畔の里」という特産物販売所があります。この付近にひっそりと左手に下る細い道があり、これを数十m下ると未舗装の広場になります。ここが龍岡キャンプ場です。

 実を言うとキャンプ場に下りる場所が分からず2kmくらい南下し、どうもおかしいと思って3kmほど引き返し、さらに「玉川湖畔の里」まで戻り、たまたま近くにいたおばちゃんに教えてもらったのです。

 龍岡キャンプ場の利用は無料で、流し付き水道とトイレがあります。車で来ていた人はほとんどダム湖での釣り客でした。

 丈の低い草むらに場所を決め、テントを張ります。初めてのツーリングテントですが、普通のテントと比べてフレームのパーツが短いだけだったので「5分設営」の技が発揮できました。

 テントに荷物を突っ込み、因島のダイソーで買ったアルミ蒸着シートを敷き、寝袋と電池ランタンを出せば準備完了。
 クーラーバッグから缶ビールと日本酒を取り出して一人宴会です。
 蚊取り線香を忘れてきてしまったのですが、侵入2機を手動撃墜で夜が更けます。

 つづく。

【龍岡キャンプ場 2010.09.19】
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【設営地から北側 2010.09.19】
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【設営地から南側。流しの左方奥にトイレ。 2010.09.19】
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2010年11月26日

原付で海を渡る。 その3

 続き。

 しまなみ海道を渡り終わって、愛媛県道161号から国道317号で玉川湖に向かいます。今治市街地のコンビニで食料と酒、雑誌を買い込みました。一人テントで暇つぶしのために重要なのがラジオなのです。暗くても聞こえる。寒くても寝袋から手を出さずにすむ。が、忘れて行ってしまったので雑誌。

 そして、ガソリン。今治市街の国道196号との交差を過ぎると、休日と言うこともあって営業しているスタンドが少ない。あっという間に郊外に出てしまったもののメーターが「もうないよ」の目盛りを指しています。

 「街まで戻っていると、温泉に入ったうえで日没までにテント設営する計画が狂う」
 この判断と、翌日の行動が制限されるもののガソリンボトルの予備燃料があるということ、そして自分のアウトドア的な勘を頼りに国道317号を南下し続けました。

 アウトドア的な勘を働かせたにも関わらず、不発に終わった数地点を超え最後の希望である県道154号分かれの近くで目を見開いていると、対向車線側にスタンドが見えました。すかさずピットイン。
 おばちゃんが一人で番をしています。
 「レギュラーまんたん?」
 「あい!」
 「広島から来たの?」
 「しまなみ海道で。この辺スタンドが閉まってるので焦りましたよ」
 「早めに入れないとねー。どこいくの?道後?」
 「にぶかわ…?温泉に」
 「鈍川(にぶかわ)ね。すぐそこだからねー」
 おばちゃんの手元を見ると、給油口からガソリンが少し溢れています。
 「!」
 私が声が出す少し前の瞬間で給油を止めたおばちゃんは、そのままキャップを締め何事もなかったかのように精算をしました。
 「少しくらい、ま、いっか」
 と気もそぞろに、国道317号から愛媛県道154号に入り鈍川温泉に向かいました。
 ちなみに同交差点付近にはいずれも北西側に、合わせて2軒のGSがあり営業していました。これ以南は山を越え松山市街まで無いものと思われます。

 こうして夕方、日帰り温泉施設鈍川せせらぎ交流館(大人400円)に着き、汗を流すことができました。

 つづく。

【鈍川せせらぎ交流館 2010.09.19】
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2010年11月23日

原付で海を渡る。 その2

 かなり日が経ってしまいました。少しずつ書こうと思います。

 続き。

 昼過ぎ、大三島IC近くの道の駅でエネルギー補給。ソフトクリームとタコの唐揚げを買う。ソフトクリームは特産の塩味かみかん味が欲しかったのだけど売り切れでバニラ味。暑かったので何でもいいやと。タコの唐揚げはおいしかったけど硬い。おつまみとしてはうってつけなんだけども。
 この時点で、テントを張るのは四国に上陸し温泉に入ってからにしようと決めました。タコの唐揚げのせいではなくて、日没までの時間と移動可能距離を考えてのことです。

 次の大三島橋を渡っている途中で、原付を押して歩いているじいさんを追い越しました。どうしたんだろう、景色でも見ながら進んでいるのだろうか。ガス欠?こんなに街から離れたところでトラブルに遭ったら辛いだろうなあと思い、私は既に橋を降りてしまっていたところを引き返してみました。じいさんは既に景色を見るような場所ではないところにいましたが、相変わらず押して歩いていたのでこれはトラブルだと確信したのです。
 「あのう、大丈夫ですか。ガス欠だったら分けてあげられますけど」
 「いやあ、どこか壊れたらしいんじゃ。ガソリンはたくさん入ってる」
 「ありゃあ、そうなんですか…。ちょっと力になれそうにないですね…」
 「あぁ、ありがとなー」

 ガソリンボトルの初出動で格好いいところを見せられるかと思いきや、事は簡単に進まず。

 つづく。

【大三島橋 2010.09.19】
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2010年9月28日

原付で海を渡る。 その1

 温泉に入ってキャンプをしようと思い、ツーリングテントとガソリンボトルを買いました。ガソリンボトルはロングツーリングを意識してのことです。が、原付1種でのロングツーリングはしんどいです。予め言っておきます。

 連休直前まで行き先を決めていなかったので慌てて、しまなみ海道経由で今治市・松山市方面に向かうことに決めました。以前、自転車で行ったあたりです。

 ルートをたどりたい方は、Google mapかドライブ地図を用意して下さい…。

 前日、原付の点検。クランクケースを開けてナットの締まり具合の確認。駆動系は問題なし。排気系はエキゾーストパイプの接続ナットの1つが緩んでいたので増し締め。後輪の空気圧が低いのが気になる。

 朝、広島市内から今治市方面を目指して満タンで出発。国道2号を東へ。仁保橋から広島県道164号に入り、海田で国道31号へ、矢野で県道34号に入り、山間部を走る。呉市安浦で県道334号、県道353号と乗り継ぎ、東広島市安芸津で海沿いの国道185号、そして三原市に。
 ここで最初の給油。セルフではないスタンドに入る。給油量はガソリンボトル0.9Lと合わせて3.18L。
 「へぇ初めて見た!これ」
 ガソリンボトルを手におっちゃんが笑いながら言ったので、近づいてきた他のバイトさんに後輪の空気圧チェックを頼む。ちょうど良い流れ。

 ちなみにこの両日のガソリン価格は、広島県内のセルフが124円~。通常で130円台前半。愛媛県内の通常スタンドで130円台後半。

 三原市から尾道市まで国道2号。途中で尾道バイパスに乗ってしまいそうになる。危ない。尾道市街地を過ぎ、尾道大橋に。
 原付では初めての有料道路。橋を渡り、向島にある有人料金所で10円を払う。ここから先はおつりが出ない無人料金所なので小銭(50円と100円)の用意が必須だ。
 125cc未満の二輪車は尾道から今治までの間、橋は自転車や歩行者と同じ有料道路、島内は一般道を走ることになる。

 しまなみ海道の島内は交通量も少なく、快適なツーリング。
 
 つづく。

【多々羅大橋 2010.09.19】
多々羅大橋

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