2012年9月19日

第4回富士登山レポート その4

つづき。

【8月15日】

0330 八合目発。
0454 九合目(3410m)着。雨は止みましたが防水の甘い手袋が濡れてしまい、この後冷たさで難儀します。
0500 御来光。温かい飲み物を買って休みます。
0600 九合目発。
0635 九合五勺(3550m)着。空気が薄いので体が重くなった気がします。無理せずここでも休み。
0708 九合五勺発。
0804 富士宮口山頂(3715m)着。郵便局ではがきを出したり、神社でお札を買ったりしました。小屋で休んでから、火口一周のお鉢巡りに出発します。
1040 富士山最高地点(3776m)着。お鉢巡り中はガスっていて全然視界がありませんでした。山頂碑での記念撮影も逆光で上手く撮れず。残念。

1109 御殿場ルートで下山開始。
1203 八合目(赤岩八合館 3300m)着。休憩。
1248 七合目(砂走館 3120m)着。ここを過ぎると、五合目まで山小屋無しの長い長い砂走りです。本当に走って下れます。最初は楽しいのですが、膝から下に大きな負担がかかり後半は苦行でした。また、下山中は始終風雨が強く大変でした。
1453 御殿場口五合目(1520m)着。寸前まで強風だったのが、小屋に着いた途端に収まりました。山登りは下山口までが本番勝負。やっとここでビールで乾杯。達成感と虚脱感に包まれます。

 タクシーで御殿場駅まで行き、電車で沼津まで。旅館で一風呂浴びてさっぱりするも、疲労で食欲が無く少しだけ手を付けて部屋に撤退。酒もあまり入らず早々に就寝。
 
【8月15日】
 体力回復。三島駅の寿司屋で名物黒はんぺんなどを食べ、新幹線で帰広。

 と言うことで、無事に富士山登頂を果たしたわけです。
 私としてはこれで富士登山ルートの全てを歩いたことになり、一つの区切りを付けることができました。また、4か月にわたって計画的に行った訓練や準備の成果として、登山初心者を1人無事に同道させることができました。これは当然本人の頑張りにも賛辞を送りたく思います。総じて良い結果を残せたことが嬉しいです。

 今後も登山は続けようとは思いますが、しばらくは休養しようと思います。

おわり。

2012年9月12日

第4回富士登山レポート その3

 つづき。

【8月14日】

1700 夕食。この小屋では食堂へ呼び出され、使い捨て食器や食べ残しの処分などの説明がスタッフからあった後に一斉に食事開始となります。メニューはカレーライスと福神漬け。飲み物はお茶。使い捨てコップ1杯分x人数分ぎりぎりの量がやかんに入っているものです。おかわりはカレーライスもお茶も不可。量としては、私がすんなり食べ終えてしまう程度のものなので、物足りなく感じる人が多いのではないでしょうか。

2000 消灯。御来光を拝みたい人向けに事前に説明がありました。1時半から20分ほどは山頂で拝みたい人の出発のために灯りを点ける、その次は4時半?にこの小屋から拝みたい人のために点けるとのことでした。
 我々は山頂付近での混雑・渋滞を避け、9合目付近で御来光を拝むべく、3時起床・3時半出発としました。

 また、7合目以上の滞在に当たっては、事前の情報収集や過去の経験から高山病発病の危険があることを理解し、次の通り対策しました。
 ・ヘム鉄のサプリメントを1か月前から服用。→血中酸素濃度の維持。
 ・ダイアモックスの処方(保険非適用)を医師より受け、前日から定められた量を服用。→典型的な初期高山病予防・対処薬。
 ・適度な水分の摂取と排出の維持。→根拠は定かではないが気分的に。
 ・アルコールの不摂取とタバコの副流煙からの回避。
 ・高々度での睡眠時間の短縮。→睡眠時は呼吸が浅くなり酸素の摂取量が低下するため。

 こんな感じで対策していたのですが、3時半に8合目を出発したわずか後に高山病を疑う吐き気に襲われました。出発直前にパンをかじっていたので、胃弱の持病的なものから来る症状かも知れませんが、ダイアモックス1錠とナウゼリン(別件で保険適用処方してもらったもの)を1錠追加したところ徐々に収まり、この後の追加は必要ありませんでした。

 この8合目から9合目までが一番条件が悪く、暗闇と雨と風に悩まされました。今回は2人パーティーのため、初心者である同行者を先行させています。これは負担の低いペース確保とパーティーの維持のためです。私が先行してそのままにしておくと基本的に散り散りになることは訓練登山のペースからみて明らかでした。同行者のさらに先の地形とその足元に加え自分の足元をヘッドランプで頻繁に照準し、必要時にはルート取りを声とランプで指示しながらの山行です。明るくなってからは、声とストックでの指し示しの併用としました。

つづく。

【facebookアルバム 富士登山2012 おまけ篇】
 富士登山2012 おまけ篇

2012年8月31日

第4回富士登山レポート その2

 つづき。

 旅程としては8月14日と15日を登下山日として、山小屋と麓の宿の手配をしました。

【8月13日】

 広島駅から新幹線で三島駅まで行き、身延線に乗り換えて富士駅前のホテルで一泊。

【8月14日】

 予報通りの良くない天気で、富士宮駅で既に雨が落ちていました。

0745 富士駅発(身延線)
0803 富士宮駅着
0830 同発(バス)
0950 富士宮口五合目(2400m)

 相変わらずの雨天。五合目の無料休憩所でどうにか席を確保し、高度順応のために留まります。満員の席はツアー客の出発を見届けると一気に空くので、そこがタイミングです。

1120 1230出発を目標とし腹ごしらえ。消化の良いうどんを食べました。
1200 幸いに晴れてきました。
1210 五合目を出発する準備をします。
1230 写真撮影などして、山行を開始。
1252 難なく六合目(2490m)着。
1359 新七合目(2780m)着。まだまだ余裕です。ここから晴れてきます。
1508 元祖七合目(3010m)着。足元は綺麗ではないですがまだ行けます。
1616 八合目(3250m)着。

 余力を十分に残して、投宿先の八合目小屋に到着。ここでは1畳に2人ほどのゆったりさ加減で過ごせました。今では少し改善されたと聞きますが、河口湖口七合目では他人と密着状態で横になり自分の頭の両隣には足、という状況に遭遇したことがあります。過密で頭足交互に寝かせるのが当たり前の状況だったのです。あの時は本当に酷かった。

つづく。

【facebookアルバム 富士登山2012 登山篇】
富士登山2012 登山篇

2012年8月24日

第4回富士登山レポート その1

 「富士山を登ろう」と思い立って、実際に登ってきました。

 私は富士登山は初めてではなく2004年に2度、翌年にもう1度登頂しているので、今回で4回目です。
 1回目は吉田口一合目から登り、山頂~河口湖口五合目というルート。
 2回目は、河口湖口五合目~山頂~河口湖口五合目。
 3回目は、河口湖口五合目~山頂~お鉢巡り~須走口五合目。

・富士登山に関する情報はこちらのサイトをご参照ください。「あっぱれ!富士登山

 今回は富士宮口五合目~山頂~お鉢巡り~御殿場口五合目というルートで、これを踏破できれば全ての富士登山ルートを歩いたことになります。この残されたルートを潰したいというのが大きな動機です。ソロで行くには踏ん切りが付かないでいたところ、同行者が現れたことも重要なことでした。

 そこでまず、既に衰えてしまった山登り用の足を作ることから始めました。同行者が初心者なので実地での色々なことを経験させ、また、各種装備に慣れさせることも併せて目的とし、訓練登山を次の通り実施しました。

(1) 3/31 弥山(530m(山頂標高)、530m(最大標高差)、3時間(登山口から下山口までの総時間))
(2) 4/14 宗箇山(356m、350m、2時間40分) 
(3) 5/12 行者山~玖波槍(314m、300m、2時間50分)
(4) 5/26 弥山(530m、530m、4時間30分)
(5) 6/24 阿武山~権現山(586m、580m、4時間50分)
(6) 7/1 広島アルプス北部(488m、480m、8時間30分)
(7) 7/29 安芸冠山(1339m、600m、5時間)
(8) 8/4 弥山

 4か月ほどで8回。結果的にはこれで足もできましたし、持久力も確保できました。梅雨時は悪天候への対応訓練の好機でした。十分な訓練は事前の不安を解消することができます。

 つづく。

【富士山御殿場口五合目からの眺め 2012.08.15】
DSCN0715_001.jpg