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2010年11月26日

原付で海を渡る。 その3

 続き。

 しまなみ海道を渡り終わって、愛媛県道161号から国道317号で玉川湖に向かいます。今治市街地のコンビニで食料と酒、雑誌を買い込みました。一人テントで暇つぶしのために重要なのがラジオなのです。暗くても聞こえる。寒くても寝袋から手を出さずにすむ。が、忘れて行ってしまったので雑誌。

 そして、ガソリン。今治市街の国道196号との交差を過ぎると、休日と言うこともあって営業しているスタンドが少ない。あっという間に郊外に出てしまったもののメーターが「もうないよ」の目盛りを指しています。

 「街まで戻っていると、温泉に入ったうえで日没までにテント設営する計画が狂う」
 この判断と、翌日の行動が制限されるもののガソリンボトルの予備燃料があるということ、そして自分のアウトドア的な勘を頼りに国道317号を南下し続けました。

 アウトドア的な勘を働かせたにも関わらず、不発に終わった数地点を超え最後の希望である県道154号分かれの近くで目を見開いていると、対向車線側にスタンドが見えました。すかさずピットイン。
 おばちゃんが一人で番をしています。
 「レギュラーまんたん?」
 「あい!」
 「広島から来たの?」
 「しまなみ海道で。この辺スタンドが閉まってるので焦りましたよ」
 「早めに入れないとねー。どこいくの?道後?」
 「にぶかわ…?温泉に」
 「鈍川(にぶかわ)ね。すぐそこだからねー」
 おばちゃんの手元を見ると、給油口からガソリンが少し溢れています。
 「!」
 私が声が出す少し前の瞬間で給油を止めたおばちゃんは、そのままキャップを締め何事もなかったかのように精算をしました。
 「少しくらい、ま、いっか」
 と気もそぞろに、国道317号から愛媛県道154号に入り鈍川温泉に向かいました。
 ちなみに同交差点付近にはいずれも北西側に、合わせて2軒のGSがあり営業していました。これ以南は山を越え松山市街まで無いものと思われます。

 こうして夕方、日帰り温泉施設鈍川せせらぎ交流館(大人400円)に着き、汗を流すことができました。

 つづく。

【鈍川せせらぎ交流館 2010.09.19】
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