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2006年10月20日

道後温泉への道(その13)

 四国に上陸したものの、今治から道後温泉までおよそ50kmほどある。

 当初の計画では、道後温泉近くの安宿に泊まるつもりだったが、松山から広島へのフェリー最終便に乗れば費用が浮くじゃん、という考えに傾いたので宿の予約はしていない。
 すると、松山観光港に19:30頃には到着していないと19:55出航のフェリーには間に合わないと思われる。
 しかも、道後温泉には浸かっておかないと、このタイトルが達成できないのである。
 道後温泉から松山観光港まで地図の目測で約10kmだから、18:30頃には風呂を出て出発していないといけない。
 となると、カラスの行水をするとしても18:00までには道後温泉に到着せねばならない。
 4時間と45分で今治から道後温泉までの約50kmを走破しないと、計画はおじゃんで、この夜はどこかにテントを立てねばならないのだ。しかし、そんな場所の候補は探していないと来たもんだ。

 とにかく走らねばならないと、海沿いの国道を進んでいると気分が悪くなってくる。なんだなんだ。そう言えば汗が止まっている。これは熱中症だとすぐさま確信した私は、脇道の木陰に自転車を停めて寝転がった。

 思えば、来島海峡大橋からずっと直射日光の下を休憩も無しにひたすら走っていたわけで、いくら水分を補給していた気になっていても足りなかったのだろう。水分をできる限り摂り、吐き気止めの成分を含む薬を飲み木陰の涼しい風に当たっていると十数分で回復した。

 無理はするべきではないが、進むより他にない。日陰のほとんど無い国道の中で、木陰を見つければ数十秒休み、コンビニを見つければ冷たいドリンクを補給しシャーベットで体を冷やし、思考は停止し、ペダルを回すことだけを機械的に続けた。

 つづく。

【来島海峡大橋 06.09.30】
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