のじゅかー旅行記

第9回野宿周遊旅行 in 北海道

参加者
RON

実施
2000.2.17〜2.25

1・2日目(東京・室蘭)3日目(サロマ湖)4日目(網走)
5日目(池田・釧路)6日目(名寄・稚内)7日目(洞爺湖・函館)
8・9日目(日高・室蘭・東京)


1・2日目(東京・室蘭)

 昨年の北海道旅行は、「長距離フェリー乗船」「北海道上陸」「北方領土」「サロマ湖徒歩縦断」「日本最北端」と、非常に名分的に整った記念すべき旅行であり、意気込みも並々ならぬものがありました。
 しかし、今回は?
 特にこれと言った目標もなく「試験終わった」「旅立ちたい」「雪が好き」「北海道行こうかな」「そういえばサロマ湖口を堪能できなかったなあ」というふやけた動機で出発するのでありました。

 時期も既に2月中旬。こういうときにしか発動しない機敏さで往復のフェリー券をしゅばばッと手配し、その翌日には金井氏と今生の別れを惜しみ(?)、さらに翌々日には行動予定も立たぬまま船上の人となるのでした。

1610 出発。1620 仙川駅着。新宿で乗り換え、1810 上野発常磐線快速。2020 水戸着。

 水戸駅からバスに乗るが、なかなか「大洗港」に着かない。焦れてきたので運転手さんに
「大洗港は、あとどれくらいで着きますか?」と訊くと
「あれっ、もう過ぎちゃったよ!」
「エッ、だって『大洗港』っていうアナウンス無かったですよ!」
「フェリーターミナルは、この次のバスじゃないと停まらないんだよ。」
「!」
 結局、すぐさま降りて運転手さんが丁寧に教えてくれた道を約30分歩くことになった。
 しかし、これが後の事件の遠因の一つとなるのであったことを本人は知る由も無かったのである(知る由はあったな。てゆーか自覚してたし。)。

 ともかく、2330 フェリーは室蘭へ向けて出航したのである。

 明けて2日目。船中。朝の目覚めと同時に船酔いが。必殺ノーシンホワイトを飲んで寝るの術。この薬は二日酔いの頭痛にかなり有効なので愛用(って言っても一か月に2、3回だけどね。)している。

 目が覚めるとお昼過ぎ。食欲もなく、ふと思い立って自販機でビールを2本買う。1本は自分用。1本は、隣でロードマップとにらめっこしていた兄ちゃんにである(2等船室なのでタコ部屋。)。去年の船中は気のいい人たちに酒に誘われて意気投合して楽しかったので、今年は自分が誘ってみようと思ったのである。
 兄ちゃんは最初かなり戸惑っていて、しかも残念なことにビールが飲めない人だったけれど、こんなところで人に話しかけられたことが結構嬉しかったらしく、逆にコーヒーをおごってくれたりした。聞くところによると、埼玉から車で来たそうだ。しかし話しているうちに再び船酔いが襲ってきたので寝ることにした。彼は船酔いはしなくて、また船に乗ることが好きなんだそうだ。きっとバイキングの血を引いているのだろう(違うだろ)。

 そうこうしているうちに、1845 室蘭港に到着。別れを惜しみ上陸する。1年ぶりの北海道だ!心が躍る。港から15分ほど歩くと室蘭駅に着く。1910 列車に乗って東室蘭で札幌行きの特急に乗り換える。

 2300札幌発網走行きの夜行列車に乗るため、ファーストフード店で暇を潰す。どうも足の裏が痛い。福○法○に見せたら、「汚いッ!これは早死にするぞ!」と言われた。うそ。言われない。見せてない。野宿旅行のブランクが1年もあったことと大洗でアスファルトの上を急ぎ足で歩いたことで豆ができてしまったようだ。まともに歩けない。実は船に乗る前から自覚していたのだが、一晩二晩寝れば直るだろうと高をくくっていたのだ。

 翌日のサロマ湖縦断実行の是非を真剣に考えながら、遠軽へ向けて車中の人となった。ノンアルコール。


1・2日目(東京・室蘭)3日目(サロマ湖)4日目(網走)
5日目(池田・釧路)6日目(名寄・稚内)7日目(洞爺湖・函館)
8・9日目(日高・室蘭・東京)



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