原付免許取得計画。


まず、動機。
お手軽な写真付き公的身分証明書が欲しい!!

 パスポートを持ち歩くのは、めんどくさい。第一、財布やポケットに入らないのだ。
 年金手帳や健康保険証も大きさの点で×。写真も付いていないし住所も表示されていないから色々と不都合がある。
 住民票は、自治体によって異なるが大体1通300円。必要な度に区役所に申請するなんて・・・。
 そこで、持っているだけ(運転しないとか絶対に違反・事故をしない)なら更新さえすれば失効しない運転免許証がお手軽!!
 普通自動車免許や自動二輪は金がかかるし日にちもかかる。大型なんて言わずもがな。一番簡単に安く上がる免許。それが原付免許。(小型特殊は・・・(^^;)

そこで決意する。

が、友人らは、みんな普通自動車免許持ちなので原付免許に関する情報が集まらないのであった。
1998/9/8とりあえず情報収集のために本屋へ行こう。
1998/9/11本屋へ行く。何冊かあったが、「5時間で取れる」やつと「3時間で取れる」やつが目に付いたので、特に急ぐ必要も無いしちょっと不安だから「5時間」のやつを買った。一通り目を通して巻末の模擬試験を試してみたら50問中49問正解だったので安心して寝る。

そもそも原付って何だ?

 道路交通法第二条第十号によると、原動機付自転車とは「内閣府令で定める大きさ以下の総排気量又は定格出力を有する原動機を用い、かつ、レール又は架線によらないで運転する車をいう」のだそうだ。
 内閣府令で定めるってところがまどろっこしいけど、まぁ50cc未満のモノってことだよね。
 原動機はエンジンのこと。(モーターも含むのかな)

ところで

原付免許を取得する為には、どうすればいいのか。

欠格事由

裏を返せば、受験資格。

満16歳未満の人。
免許取消などを受けて一定期間を経過していない人など。
詳しいことは、道路交通法などを参照して下さい。

どこで?

住民登録をしている都道府県の運転免許試験場で。

東京都だったら府中か鮫州ですね。(江東では、やってないそうです。)

何を?

運転免許申請書窓口に置いてあるから必要事項に記入しましょう。試験場の近くには代書屋があるそうです。でも簡単だから自分で書いた方がいいね。タダだし。
住民票の写し6か月以内のもので、本籍地が表示されているもの。区役所ですぐに発行してくれます。手数料300円くらい。
写真6か月以内のもので、たて3cm・よこ2.4cm。無帽・無背景・正面で胸から上が写っているもの。メガネを使用している人は、かけたままで。
この写真は申請書に貼るだけで、免許証に使用されるわけではありません。
※ 新規で申請するときは、住民票の他に身分を証明するものが必要らしいです。(学生証、社員証、保険証、パスポートなど)(情報提供:なぞの魚さん)


それで

1998/10/13区役所へ行って住民票を貰った。世田谷区は1通300円。
1998/10/29写真屋さんで証明写真を撮った。2枚で1050円。自動証明写真だったらもっと安い?


警視庁テレホンサービス 03-3450-5000

による情報を記しておきます。

原付免許の試験は、府中と鮫州で行っています。
試験場で視力などの適性試験を受けた後、学科試験を受けることになります。
学科試験は月曜から金曜の平日のみ受けられます。
午前の試験を受ける場合は、09:05までに適性試験を受けて、09:15までに申請します。
午後の試験を受ける場合は、11:30までに申請します。(試験は13:00から)
手数料は、3400円。

学科試験合格後に技能講習を行うので、講習料3900円を用意します。
講習の受付は08:30〜10:30 と、13:00〜13:30です。
内容は、原付の操作方法、走行方法、安全運転の知識及び実技訓練です。

講習終了後に免許証が交付されます。

(最終的には、午前受験の人は13:00に、午後受験の人は16:00に免許証が貰えます。)

'98.10.30 府中運転免許試験場

07:30普段の生活パターンがたたって、一睡もしないまま、[京王線]芦花公園から多磨霊園へ向かう。
08:00多磨霊園駅に到着。
08:20武蔵小金井駅方面行きのバスが出発する。
08:30運転免許試験場正門に到着。[210円](代書前で降りてはいけない)
08:35目の前にある建物に入って、1階をうろうろしてみる。おねーさんのいる案内所に申請書用紙が置いてあるのを発見。必要事項(氏名・誕生日・本籍・住所とか。簡単。)を記入して写真を貼る(粘着テープつきなので、のりとか持って行かなくていいよ。)。
08:40申請書を持って印紙の窓口に行き、3400円払う。1600円分をぺろっとなめて申請書の裏に貼る。
08:45視力の検査を受ける。前の人がぼそぼそ答えて係官に怒られていたので、はきはきと答えてみる。ほんの30秒で終わり。適性試験合格のはんこを貰う。(聴力・運動能力の試験は無かった。
08:503階の窓口に行って、住民票と申請書を見せると受験票を貰える。受験票に試験場と試験(着席)番号が書いてあるので移動する。
09:15諸注意と学科試験開始[09:30]。試験時間は30分。問題は正誤式で50問。絶対9割(=合格ライン)取ろう。
09:50早く終わったら試験場を出られる。交通安全協会のおばちゃんが待ち構えていて、SDカードのパンフレットと説明を受ける。
10:20再び試験場に戻り、合格者の発表。
10:23部屋の黒板の上に設置してある電光掲示板に番号が出たら合格。18人合格したが、前の席の金髪兄ちゃん(てゆーか、自分もだろ!【当時】)とか典型的なおバカ女子高生2名を含んで10人以上落ちた。落ちた人はその場で退場。受かった人は申請書の裏に1800円分の印紙を貼って印を押して貰う。そしたら、みんなでぞろぞろ移動して免許証用の写真を撮って貰い、3900円の印紙を買って別棟の講習会場へ向かう。
11時くらいかな講習の申込用紙に必要事項を書いて印紙を貼ったら、いきなりヘルメットをかぶって軍手をはめて外へ。スズキのスクーターがずらりと置いてある。教官がひとこと目から怒鳴りだす。鬼軍曹が怖いので直立不動で話を聞いて動かし方を習う。
一通り習ったら30mくらい動かしてみる。アクセルが意外と難しく自分だけ何度もエンストして怒られる。2往復ぐらいしたら何となく分かってきた。
3つのグループに分かれて、それぞれの教官の後ろに着いてコースへ出る。コーナーを曲がるのが怖かった。
ぐるぐる回って障害物のよけ方、進路変更、一時停止などのやり方を体で覚える。もう大丈夫かな。
12:15部屋に戻って、道路の怖さを習う。話を聞いていると、今までに見た事故現場を思い出す。怖い。
12:40ビデオを観る。
12:55全部終わった。あとは免許証を貰うだけ。
13:05また別棟に移動して、めでたく免許証を貰った。さぁ帰ろう。
14:10猛烈に眠気を感じながらも、帰宅。
 
  名前を呼ばれてカウンターまで歩いていったことが「聴力」「運動能力」の試験だったそうです。気が付かなかったなあ…。(情報提供:よしSAN)


振り返って

 結局、案ずるよりも生むが易し!!
 その手の本で確実に知識を仕入れて(確かに簡単な学科試験だが、合格率が6割前後というのは如何にいい加減な知識で挑む人が多いかを証明している)、友達の原付を原っぱとかで小1時間も運転させて貰えれば問題なく原付免許は取得できます。

 じゃ、そゆことで。皆さん頑張ってね〜。

※「5時間で取れる原付免許速攻合格テクニック(1997年版)」の本は絶版になりました。

その他にも免許取得に関する本はAmazonで購入できます。法令の改正がありますので、新しいものをご購入下さい。[PR]

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1998.10.30 計画終了
1999.05.24 修正
2000.10.14 修正
2001.11.28 修正