第3回野宿周遊旅行 in 宮城

参加者
RON
中川
武藤

実施
1997.2.xx〜x.xx


1日目

 とかく野宿旅行となるとマゾヒスティックに辛い方へ辛い方へと進みたがる傾向は,この頃から幹事を支配していたのであろう。
 雪の中で露営してみたい。雪のある地方へ行こう。しかし初めての冬野宿で豪雪イメージのある新潟はシャレにならないだろうと,却下。福島は,武藤の地元なので旅行するまでもないだろうから除外。そして東京から足を伸ばしやすい太平洋側の宮城に決まった。

 上野駅に集合した一行3名は常磐線で仙台へ向かうのだが,当時アクロバティックな乗り継ぎと特急券をケチることばかり考えていた幹事のせいで普通列車に乗ることになる。そして,途中で乗り換えた特急で座れず2時間半立ちんぼ。

 仙台では,まず先に青葉城跡の有名な伊達政宗像を見物。またがっている馬はオスだと判明したが,期待した積雪は日陰に残る程度で期待はずれとなった。

 次に笹かま資料館で笹かまを食べる。自動笹かま製造機が置いてあって,試食できるのだ。
 幹事を筆頭にみんなでダラダラと行動(っていうか荷物が重くてなかなか動けない)するので,あっと言う間に辺りは真っ暗に。慌てて野営予定地の松島へ向かう。
 松島湾に浮かぶ福浦島という無人島へ橋を渡って上陸するが真っ暗なので途中,道から外れそうになったりして戸惑う。それでもなんとか目指す場所へ到着した一行は空気圧式テントをしゅこしゅこと膨らませるのですが,どういう訳か穴が空いていたらしく自立してくれません。失笑と愕然の中,ロープで隅を吊るしてしのぐことに。
 寒さでみんな眠れなかったと言ってたけれど,寒いところが平気な私は熟睡していました。

2日目

 目が覚めると一人で牛タンを焼いて食べている武藤の姿。朝から牛タンかよ!と感動しつつ牛タン担当に任命。
 さまよった道のりが意外に短かったのを呆れつつ本土へ帰還し,伊達政宗資料館のリアルな蝋人形に驚いたあと,瑞巌寺をのんびりと見物。
 そして列車とバスで4時間掛けて,クジラが名物の牡鹿半島へ。やはり既に日は落ち,例によって車が一台も走っていない真っ暗な県道を1時間ほど登って金華山を望む御番所公園に到着。
 雪は無いが三方を海に囲まれているのでごうごうと風が吹き,寒い。風がしのげ,しかも自立しないテントを吊せる場所を探していると,いつの間にか武藤がいないのだ。どこか崖下にでも落っこちてしまったのではないかとすごく焦り,中川と一緒に名前を叫びまくる。探しまくる。
 「何かあったのなら,早く見つけないと凍死しちゃうかも。」
 PHSは圏外だし途方に暮れはじめた頃にひょっこりと姿を表した武藤。一人で露営適地を探していたらしい。もう,びっくりさせるなよ〜。

 とにかく設営し,ご飯を作った。
 そこで悪いことに地面に置いてあったガソリンランタンに,私のダウンのコートが接触。穴が開いて羽毛が出てくるぞ。トホホガッカリ。
 そして寒いからみんなで酒をあおる。酒が入ってテンションが上がりまくった私は羽毛をまき散らしながら,なぜか中川と武藤を追いかけ回した。

 でもまだ寒い。
 寒いなら火を焚こうということで,ガソリンとケロシンを新聞紙に撒いて着火。
 一同ほっと一息。そこで,かねてから椎名誠ばりに「焚き火でガスボンベどっかん」案を温めておいた私は,密かに持ってきたカセットコンロのボンベを右手に持ち,一声。
 「おらおら〜,燃やすぞー!!」
 2人とも大慌てで駆け出すのを見届けて,投入。自分も脱兎のごとし。30mほど離れたところで息を潜めること1分くらい。「ぼわん」と直径3〜4mの火の玉が出現。
 周りに火の着いた新聞紙が散乱しているのを見て駆け寄り慌てて消火。爽快で,みんなしばらくバカみたいに笑ってました。
 (周囲に可燃物が無いことを確かめた上で実行しましたが,マネをしないで下さい。危険です)

3日目

 山を下りてクジラの刺身(\1500)を食べて移動。初めて食べたクジラの刺身は,マグロの赤身に似た味でした。

 そして海辺から一転,列車で山奥の鳴子温泉へ。スキー場があるだけにふんだんに雪が!私は元気だったけど連れが衰弱しているので1人三千円の素泊まりを確保。温泉に浸かり,久しぶりの布団。

こけし旅館
こけし旅館。(武藤・中川)

 さらに翌日,間欠泉を見物後,仙台駅から新幹線で東京へ。

間欠泉
間欠泉

 と,こんな感じでした。

 最終日に,不覚にも銀行のATMが閉まっていたので資金が尽きた幹事は,物足りない戦利品にがっかりするのでした。
 今回の戦利品:地酒大吟醸/笹かま/牛たん/萩の月(お菓子)

 長距離の移動が多く,そこに行ってみただけという感じの強い旅行になってしまいました。しかし牛たんはうまかった。大好き。



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