「RONの六法全書 on LINE」 運営体制改革に関する趣旨説明
2000.10.27.18:55

第1章 現状の説明

当サイトは 1996年11月に開設されました。
当時は,特に明確なコンセプトや目指す方向もなく,管理人の気まぐれによって細々と更新がされる状態でした。これが約3年ほど続きました。
やがて「六法(憲・刑・民・商・両訴)」の公開が完了し,また周辺法令も増えて行くに連れ,アクセス数も漸増していきました。(おそらく,ある大手サイトの有料化の反射という側面もあったと思います。)
そして2000年6月には 10万アクセスの達成と月間 1万アクセスの大台に乗せることができました。
また,掲載法令も 400を超えるに至っています。

しかしながら,掲載法令が増えるに従って,その管理(改正のフォローなど)の負担は大きくなりました。
また,来訪者が多くなるに従って,その期待するものも大きくなりました。

ここに至って,私個人だけの力の限界を感じるようになりました。
過去と新規の膨大な法令を網羅することはもちろん,掲載情報の新鮮さの維持さえ難しくなっていくと思われます。
かと言って維持管理を放棄するのも抵抗があります(自分の子のようなものですから。)。
また,いくつかの有料サイトの補完的地位に甘んじるのも,「法情報は当然に自由であるべき」という理想から外れ,屈辱的でもあります(言い過ぎかなあ。でもそういう気持ちです。)。

そこで,私一人が全てを行うのではなく,志ある方々に協力していただける体制を築き上げたく思います。
(モデルとしては「青空文庫」が挙げられると思います。)

最終的にこの移行計画が失敗に終わった場合は,当サイトの運営方針に関して何らかの手だてが必要になると考えています。(少なくとも拡大路線は放棄せざるを得ないのです。)

第2章 体制改革の方向

運営体制の改革のために必要なこととして,現時点で私が思いつくところでは以下の点があります。

1)テクニカルな問題。
入力,校正,整形,HTML化の作業などの統一マニュアルの策定が必要です。

2)サイト名やドメイン名の問題。
「RONの六法…」では済まない構造にしようとしているわけですから。

3)運営組織の問題。
私だけが何から何まで独断で決定するのでは,正しい発展が阻害されるおそれがあります。
新体制が軌道に乗った後は,ある程度固定されたメンバーで今後の話し合いを行わなければならないと思います。(不特定多数では話がまとまらない。)

4)運営に係る出納の問題。
サーバ維持等の金銭負担はともかく,利潤を得られるようになった場合にその全てを管理人が取得するようでは不公平なことになってしまいます。

第3章 体制改革の進め方

前章に示した問題点の解決策は,基本的には管理者である私が素案を提出し,意見を募るためのある程度の期間を置いた後に,順次施行させます。
もちろん,施行後の改正を妨げるものではありません。

その他,細かいことについては,https://www.ron.gr.jp/law/_info/および掲示板でお知らせします。

以上