2012年9月12日

第4回富士登山レポート その3

 つづき。

【8月14日】

1700 夕食。この小屋では食堂へ呼び出され,使い捨て食器や食べ残しの処分などの説明がスタッフからあった後に一斉に食事開始となります。メニューはカレーライスと福神漬け。飲み物はお茶。使い捨てコップ1杯分x人数分ぎりぎりの量がやかんに入っているものです。おかわりはカレーライスもお茶も不可。量としては,私がすんなり食べ終えてしまう程度のものなので,物足りなく感じる人が多いのではないでしょうか。

2000 消灯。御来光を拝みたい人向けに事前に説明がありました。1時半から20分ほどは山頂で拝みたい人の出発のために灯りを点ける,その次は4時半?にこの小屋から拝みたい人のために点けるとのことでした。
 我々は山頂付近での混雑・渋滞を避け,9合目付近で御来光を拝むべく,3時起床・3時半出発としました。

 また,7合目以上の滞在に当たっては,事前の情報収集や過去の経験から高山病発病の危険があることを理解し,次の通り対策しました。
 ・ヘム鉄のサプリメントを1か月前から服用。→血中酸素濃度の維持。
 ・ダイアモックスの処方(保険非適用)を医師より受け,前日から定められた量を服用。→典型的な初期高山病予防・対処薬。
 ・適度な水分の摂取と排出の維持。→根拠は定かではないが気分的に。
 ・アルコールの不摂取とタバコの副流煙からの回避。
 ・高々度での睡眠時間の短縮。→睡眠時は呼吸が浅くなり酸素の摂取量が低下するため。

 こんな感じで対策していたのですが,3時半に8合目を出発したわずか後に高山病を疑う吐き気に襲われました。出発直前にパンをかじっていたので,胃弱の持病的なものから来る症状かも知れませんが,ダイアモックス1錠とナウゼリン(別件で保険適用処方してもらったもの)を1錠追加したところ徐々に収まり,この後の追加は必要ありませんでした。

 この8合目から9合目までが一番条件が悪く,暗闇と雨と風に悩まされました。今回は2人パーティーのため,初心者である同行者を先行させています。これは負担の低いペース確保とパーティーの維持のためです。私が先行してそのままにしておくと基本的に散り散りになることは訓練登山のペースからみて明らかでした。同行者のさらに先の地形とその足元に加え自分の足元をヘッドランプで頻繁に照準し,必要時にはルート取りを声とランプで指示しながらの山行です。明るくなってからは,声とストックでの指し示しの併用としました。

つづく。

【facebookアルバム 富士登山2012 おまけ篇】
 富士登山2012 おまけ篇

2012年8月31日

第4回富士登山レポート その2

 つづき。

 旅程としては8月14日と15日を登下山日として,山小屋と麓の宿の手配をしました。

【8月13日】

 広島駅から新幹線で三島駅まで行き,身延線に乗り換えて富士駅前のホテルで一泊。

【8月14日】

 予報通りの良くない天気で,富士宮駅で既に雨が落ちていました。

0745 富士駅発(身延線)
0803 富士宮駅着
0830 同発(バス)
0950 富士宮口五合目(2400m)

 相変わらずの雨天。五合目の無料休憩所でどうにか席を確保し,高度順応のために留まります。満員の席はツアー客の出発を見届けると一気に空くので,そこがタイミングです。

1120 1230出発を目標とし腹ごしらえ。消化の良いうどんを食べました。
1200 幸いに晴れてきました。
1210 五合目を出発する準備をします。
1230 写真撮影などして,山行を開始。
1252 難なく六合目(2490m)着。
1359 新七合目(2780m)着。まだまだ余裕です。ここから晴れてきます。
1508 元祖七合目(3010m)着。足元は綺麗ではないですがまだ行けます。
1616 八合目(3250m)着。

 余力を十分に残して,投宿先の八合目小屋に到着。ここでは1畳に2人ほどのゆったりさ加減で過ごせました。今では少し改善されたと聞きますが,河口湖口七合目では他人と密着状態で横になり自分の頭の両隣には足,という状況に遭遇したことがあります。過密で頭足交互に寝かせるのが当たり前の状況だったのです。あの時は本当に酷かった。

つづく。

【facebookアルバム 富士登山2012 登山篇】
富士登山2012 登山篇

2012年8月24日

第4回富士登山レポート その1

 「富士山を登ろう」と思い立って,実際に登ってきました。

 私は富士登山は初めてではなく2004年に2度,翌年にもう1度登頂しているので,今回で4回目です。
 1回目は吉田口一合目から登り,山頂~河口湖口五合目というルート。
 2回目は,河口湖口五合目~山頂~河口湖口五合目。
 3回目は,河口湖口五合目~山頂~お鉢巡り~須走口五合目。

・富士登山に関する情報はこちらのサイトをご参照ください。「あっぱれ!富士登山

 今回は富士宮口五合目~山頂~お鉢巡り~御殿場口五合目というルートで,これを踏破できれば全ての富士登山ルートを歩いたことになります。この残されたルートを潰したいというのが大きな動機です。ソロで行くには踏ん切りが付かないでいたところ,同行者が現れたことも重要なことでした。

 そこでまず,既に衰えてしまった山登り用の足を作ることから始めました。同行者が初心者なので実地での色々なことを経験させ,また,各種装備に慣れさせることも併せて目的とし,訓練登山を次の通り実施しました。

(1) 3/31 弥山(530m(山頂標高),530m(最大標高差),3時間(登山口から下山口までの総時間))
(2) 4/14 宗箇山(356m,350m,2時間40分) 
(3) 5/12 行者山~玖波槍(314m,300m,2時間50分)
(4) 5/26 弥山(530m,530m,4時間30分)
(5) 6/24 阿武山~権現山(586m,580m,4時間50分)
(6) 7/1 広島アルプス北部(488m,480m,8時間30分)
(7) 7/29 安芸冠山(1339m,600m,5時間)
(8) 8/4 弥山

 4か月ほどで8回。結果的にはこれで足もできましたし,持久力も確保できました。梅雨時は悪天候への対応訓練の好機でした。十分な訓練は事前の不安を解消することができます。

 つづく。

【富士山御殿場口五合目からの眺め 2012.08.15】
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2012年8月1日

二輪免許を取った。

 今日運転免許センターでの学科試験に合格し,普通自動二輪(小型AT限定)免許の交付を受けました。

 法定速度30km/hの原付で幹線道路を走っていると,当然自動車に追い越されていくわけです。それが大型車だったりすると巻き込まれる恐怖を感じます。また,2車線道路で後ろピッタリに付けられたりすると待避場所に逃げ込むまでものすごいプレッシャーを感じます。
 というわけで,60km/hまで出せる一番簡単な二輪免許を取るに至ったのです。

 5月下旬に自動車学校に入校し,順調に学科教習26コマ,梅雨のせいで遅れたものの技能教習9コマ,学科模擬試験,技能卒業検定とストレートでこなし,そして今日です。
 技能教習では慣れない車に戸惑い,S字やクランクに苦労しましたが2コマ目が終わる頃には慣れてしまいました。一本橋も原付に乗り慣れているおかげで,1回も落ちることはありませんでした。ただ,合図(ウィンカー)のタイミングと確認動作の実行の判定がシビアと言うか苦手で,卒検直前まで不安でした。
 何だかんだ言っても終わってしまえばあっけないもので,今はスッキリした気分です。

 早くバイクを買って走りたいです。もちろん安全運転で。

2012年7月29日

安芸冠山 登山メモ

 いよいよ富士登山が近づいてきました。8月14日,15日の本番では可能な限りFacebookで実況を記そうと思っています。

 さて,今日は廿日市市吉和の冠山(標高1339m)を登りました。今回の目的は,単一の標高差を稼ぐことと,本番並みの重量を担ぐということです。登山口からの標高差はおよそ600mです。足作りの仕上げとしてあと200mほど標高差が欲しかったのですが,夏の暑さでの熱中症回避を考えると,標高差をあきらめて標高そのものを上げて気温を下げざるを得ないという結論に達しました。

 横川からJRで宮内串戸まで行き,吉和車庫行きの路線バスに乗り換え。潮原(うしおばら)温泉バス停で下車し,中国自動車道をくぐると登山口です。

 始めは左手に汐谷川を見る足場の良い緩やかな登り。次第に石が多くなり歩きにくくなります。さらに,少し開けた感じのする国体コースとの合流点を過ぎると勾配がきつくなります。これを登り切ると,分かれに突き当たり右手にわずかに進むと山頂です。

 冠山は初めてなのでガイド本の情報を頼りに進んでいたのですが,目印となる分岐点を1つ見落としていて,次の分岐を参考に「少しペース遅いのかな」と考えていました。実際は参考コースタイムよりも少し早いペースで進んでいたので,突然に表れた山頂の標識にビックリしました。それと,山頂の少し下で行き会ったおじさんの「もうちょっとだぞ」の言葉に「まだ数十分くらいあるんだろう…」と心の中でケチを付けたのですが,私の誤りでした。おじさんごめんなさい。

 山頂は開けていないのですが,さらにわずかに進んだところにある右手の行き止まりからは良い展望がありました。
 標高が高いので平地の気温よりも明らかに下がってきますし,沢沿いのルートなので割とよく吹いてくる冷たい風が心地よい感じです。そのうえ木陰がずっと続くのでこの時期でも苦にならず,我ながら良いチョイスでした。

 今回のピークハントでの標高差600mは今季の訓練の中で最大ですが,少しだけ不安が残ります。しかし前回の縦走での山行時間と延べ高低差は,今回と比べてかなり大きく稼げたはずなので,山登りの足は完成したと見ても良いかも知れません。
 次回は,足の維持という面と今回と同じく本番並みの重量を担ぐという面を見ながら軽く仕上げたいと思います。

 ちなみに登山口とバス停の間には潮原温泉があり,600円で入浴することができます。汗を流し疲れを癒すには最高でした。

0956 登山口(駐車場ではなく案内板の位置)
1145 国体コース合流点(1057ピークの南)
1234 冠山山頂
1320 発
1349 国体コース合流点
1458 登山口

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