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2006年11月29日

石鎚山登山(その9)

 再び山小屋に戻り,下り始める。藤江A氏は果敢にも鎖場を下るようだったが,さすがに難しいと思ったらしくトラバースルートに戻ってきた。
 確かに,鎖場での登りは視界内で足場を探すことが容易だが,下りは自分の足場のさらに下方を注意深く探さないといけない。時間がかかると共に精神の平衡も更に要求されるのだ。

 最も短い一の鎖は下ってみようと言うことで,てくてくと進んでいたのだが,誰も気が付かないうちに一の鎖の麓に着いてしまった。とりあえずみんな登って降りてみようということで,鎖を登り返す。
 私も荷物を置いて鎖に取り付くと,あっという間に登り切ってしまう。これは体調のせいなのか,荷物が無いせいなのか,先行者がいないせいなのか断定できないが,拍子抜けする。下りも一部足場を探る箇所があるが,するすると降りてしまう。

 鎖場に対する気持ちに多少の乱れを感じながら,更に下る。

つづく。

【石鎚山 06.11.05】
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2006年11月28日

石鎚山登山(その8)

 御来光を見終えて,山荘に戻るとすぐに朝食。寝床を片づけて,しばらくだらだらとまどろんだりストレッチしたりする。

 8時過ぎに天狗岳に向けて出発。山頂広場から鎖で岩場を降り,狭い稜線を進み南東の1982ピークに。この日は風もなく良い天候だったが,少しでも風が強かったり,岩が濡れているならばお勧めしない。
 西日本最高地点の眺めは,「まるで空を飛んでいるよう」な感じだが,私は高い所が怖く,岩にへばりついて高い心拍数を維持しているだけだ。

 つづく。

【天狗岳から南方面 06.11.05】
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2006年11月25日

石鎚山登山(その7)

 柔らかい布団の中で,四方から時間差攻撃してくるいびきに悩まされイラつきながら薄い睡眠をつかんでいると,発電機の動く時間になったようだ。すなわち5時半。

 まどろんだり覚めたりまどろんだり覚めたりを繰り返し(寒くてもテント立てて寝袋に入っていた方がましだったと思う。が,無論富士山の山小屋と比べると雲泥の差がある。),朝方の機嫌が通常の2倍悪い状況の中,御来光を観にみんな出て行ってしまうのでつられて出てみる。

 出てみても寒いばかりで,しかも東の日の出方向にだけ遠く大きな雲が嫌がらせのように浮かんでいる。30分以上も待ってようやく太陽が雲の上に出た頃には,もう疲れてしまっていた。早起き連はさらに30分ほど早くから待っていたらしいので大変ご苦労なことなのだ。
 しかし,普段の日の出なんて見もしないのに,特別な日や場所でだけクローズアップされる御来光って何なんだろう。

 つづく。

【石鎚山山頂 06.11.05】
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2006年11月24日

石鎚山登山(その6)

 山頂の山小屋が想像していたよりも数段きれいなので驚いた。とりあえず,案内されるままに2階の雑魚寝部屋に荷物を置き,麓で買った貴重な焼酎2合を1杯50円の力水(これって雨水なのかな。ホコリ混じってたし。)で割りながら,食堂横のテーブルで夕食までの時間をだらだらと過ごす。

 夕食はセルフサービスのカレーライスとチキンカツにフルーツ蜜豆みたいなの。写真を撮ろう撮ろうと思っていたのに取り忘れる。チキンカツはおいしかったが,カレーは麓の店の方がおいしかった。

 夕食後も「21時消灯の定刻より前に寝たら,早く目が覚めて逆に辛い」という主張のもと,だらだらと焼酎を飲みながら夕食前の定位置付近でだべったり交流ノートに何か書いたりぼーっとしたり置いてある本を読んだりしながら過ごす。

 カレーがおいしかったと一生懸命に作り方を聞いていた女の人がいたけども,高度2000mの何かにやられてしまったのだろうか。ジャガイモの投入タイミングとかワイン(!?)とかの以前にミックスベジタブルが入っている時点でちょっとよく考えようモードに入らなかったのだろうか。うまい普通まずいの3つの絶対スイッチしか持たない私だって分かる味だ。

 あー,フォローしておくかなあ一応。疲れているときの食事はおいしいものだし,山頂山小屋の出す食事としては十分水準に達しているものだった。
 別の話になるが,とある店で似たような会話が耳に入ったことがある。
 隣の客「(注文)」
 注文訊きのおばちゃん「いつもこれなのよね」
 隣の客「この〜〜の味好きなんですよー」
 隣の客が出て行った後に,おばちゃんが厨房内でその客について含み笑いしながら話をしていたので(はっきりした内容は聞こえなかったが)気になっていたところ,数日後にその店の裏に〜〜の業務用缶が置いてあるのを見て,なんとなーくそういうことなのかなと思ったことがあった。

 書かなければフォローせずに済んだものを。しかもフォローになってないような。

続く。

【石鎚山 三の鎖 06.11.04】
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2006年11月23日

石鎚山登山(その5)

 ちょっとサボりすぎてネタが古くなってきたので,一気に仕上げることにします。

 つづき。

 試しの鎖は想像していたよりも急勾配(と言うより,壁。)で,高さもあるので少々勇気が必要な感じがした。しかしこれをクリアしないと,より長い二の鎖,三の鎖を登り切るのは到底無理な話なのだ。

 とりあえず手袋を装備して取り付き始めるも,鎖の途中で先行者を待っている間に高所恐怖が湧いてきた。そして足場が濡れて滑りやすい箇所に来たところで「こりゃ,やばいな。寝不足で危ないし。今なら降りられる,戻ろう。」と脳みそ地裁危険部が判決を下したので,そそくさと降りてトラバースルートを進むことにした。落ちたら死ぬぞ。あれは。

 以降,鎖場はパスすることにして進むことに。しかし同行者のうち藤江夫妻だけはずんずんがしゃがしゃと,残りの一の鎖,二の鎖,三の鎖を登り切ってしまう(藤江Nの方は三の鎖だけパスしたが)。

 二の鎖を過ぎると勾配がきつくなり,普通に道を歩いていても息切れがしてくる。ヘトヘトになって山頂に着くと,鎖場を上がってくる藤江A(藤子不二夫F,藤子A不二夫みたいに表記しようとしたがちょっと無理があるな)を根性の人だと感嘆しながら,重くなった体を留めぼんやりとするばかり。

続く。

【石鎚山 二の鎖 06.11.04】
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